原因不明のトラブル発生。OSのインストールに苦戦

必要なパーツさえ揃えてしまえば、あとの手順はイマドキのPCと同じ。「DVD266u-RN」の時にもそれほど苦労しなかったため、今回もラクに終わるだろうと高をくくっていたが、思いもよらぬトラブルが発生。CMOSをクリアすると起動するものの、その後シャットダウンや再起動をすると、BIOSすら起動不可になる。ボタン電池やメモリ、電源ユニットの交換など、あれこれ手を尽くしてみたものの結局解消せず。最終的には起動後はつけっぱなしにするという荒業で、なんとか凌ぐことができた。ちなみにOSインストール時の再起動は、仕方なく毎回CMOSをクリアしている。

起動直後に表示される「ロゴ画面」。トラブル発生によりこの画面を取得するまでに2日間ほど格闘している
本来15倍に設定されるはずのCPU倍率もなぜか4倍で固定。一度BIOS画面に入るとCMOSをクリアしないと起動できなくなるため、今回はこのまま進めることにした
CPU倍率が低いこともあり、電源投入からWindows 7のインストール開始画面が立ち上がるまでに約5分ほどかかる
OSのインストール手順自体は現行システムとなんら変わることはなく、ウィザード通りに進めれば問題ない

なんとかOSのインストールを完了させ、デバイスマネージャーをチェック。不明なアイテムがいくつかあるものの、ほとんどOS標準ドライバで動作できる。ネットワークアダプタも認識しているため、素のママでインターネットにも接続できた。ただし、クロックが400MHzから上がらないため、その動作は非常に緩慢。とても常用できるレベルではなかった。

OSのインストールにかかった時間は約2時間。さらに初回はインストール中にエラーが発生してしまい、この画面を見るまでには約4時間ほど費やしている
「CPU-Z 1.76.0」の結果。CPUは「VIA C7-M 754」で、チップセットはそれぞれ「VIA CN700」「VIA VT8237」として認識
グラフィックスやオーディオなどのデバイスは、Windows Updateでもうまくドライバがあたらなかった
コアクロックが上がらないのは、ヒートプロテクション機能によるものかと「HWMonitor」を確認してみたが、温度に問題はなかった