エルミタ的「編集部で使ってみた」
2016.05.07 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
ファンコントローラーの立場が怪しくなっている。冒頭、リリーススパンが長くなっている事に触れたが、そもそもオープンベイを無くしたPCケースが珍しくなくなり、まったく肩身が狭い。そんな状況だけに、国内代理店のフィルターを通り抜け、市場に流通する近頃のファンコントローラーは、”厳選された製品”と言えるだろう。
今回取り上げるのは、Thermaltake国内正規代理店である株式会社アスク(本社:東京都千代田区)のブ厚いフィルターを通り抜け、3月より販売が開始された「Commander F6 RGB」(型番:AC-024-BN1NAN-A1)だ。
Thermaltake「Commander F6 RGB」(型番:AC-024-BN1NAN-A1) 市場想定売価税抜7,480円前後(3月25日発売予定) 製品情報(Thermaltake / 株式会社アスク) |
5.25インチオープンベイを1段占有する「Commander F6 RGB」は、横長のマルチカラーディスプレイと6つのボリュームコントロールスイッチで構成。リリース当初の市場想定売価は税抜7,480円前後とされ、ファンコントローラーとしては決して安い部類ではない。果たして出来映えはいかがなものだろうか。
スペック表を確認すると、スイッチ数からわかる通り、最大6基の冷却ファンの制御に対応。1chあたり最大30Wとされ、コネクタは3pinおよび4pinいずれも接続できる。またマルチカラーディスプレイには0~9,990rpmまでの回転数表示と、6箇所のセンサーから個別に温度表示(0~90℃)が可能。売価に見合うだけの多機能ぶりに期待しよう。