エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.491
2016.05.25 更新
文:GDM編集部 Tawashi
マザーボードはMSIスタンダード向け「PRO」シリーズの「H170I PRO AC」(Intel H170 Express)だ。メモリ回路を分離し性能と安定性を向上させた「DDR4 Boost」を採用。新UEFI BIOS「Click BIOS 5」や、MSI独自品質規格「ミリタリークラス 4」、クリアなサウンドが楽しめる「Audio Boost」などの特徴をもつ。
マザーボードにはシンプルなMSI「H170I PRO AC」を採用。裏面にはPCI-Express3.0(x4)接続のM.2スロットも装備し、将来的にアップグレードも可能 |
基本スペックは、メモリがDDR4-2133MHz×2(最大32GB)、ストレージはSATA3.0(6Gbps)×4、M.2(PCI-Express3.0×4 / NVMe対応)×1。拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×1。ネットワークにはギガビットLAN×1(Realtek RTL8111H)、IEEE 802.11 ac / a / b / g / n 無線LAN(最大867Mbps)、Bluetooth 4.2を装備。ディスプレイ出力はHDMI×1、DVI-D×1の2系統を備える。
カスタマイズメニューにより、MSI「Performance GAMING」シリーズに属する上位モデル「Z170I Gaming Pro AC」が選択可能。オーディオ回路にはMSI独自の「Audio Boost3」を搭載し、クリアかつ迫力のあるサウンドを楽しむことができる |
Mini-ITXマザーボードの制限もあり、メモリスロットはデュアルチャンネル対応のDDR4 DIMM×2本。標準構成ではメジャーチップ採用の4GBメモリが2枚実装される。またオプションで8GB×2枚もしくは、メモリレス(手持ち資産を活用)でのオーダーにも対応。なお評価機にはSkylake世代のCPUに正式対応を謳うCORSAIR「Vengeance LPX」シリーズが搭載されており、4GB×2枚の「CMK8GX4M2A2133C13」と8GB×2枚「CMK8GX4M2A2133C13」も選択することができる。(※選択パーツ2016年5月現在)
オプションで選択できるCORSAIR「Vengeance LPX」シリーズ。高耐性8層PCB基板設計と選別されたICチップを採用。アルマイト処理を施したヒートスプレッダは高さを32mmに抑えたロープロファイル設計だ。基本スペックは、PC4-17066(DDR4-2133)で、転送クロックは2,133MHz、CASレイテンシは13-15-15-28で、定格電圧は1.20V |
電源ユニットは、Fractal Designの80PLUS GOLD認証電源「Edison M」シリーズだ。Seasonic OEM品という事もあり、「Premium-Line」シリーズに限らずカスタマイズで選択する人が多いという。標準で搭載されるのは「Edison M 550W」(550W)で、他に「Edison M 650W」(650W)、「Edison M 750W」(750W)が選択できるほか、80PLUS PLATINUM認証のSilverStone「SST-ST75F-PT」(750W)とSeasonic「SS-660XP2S」(660W)もチョイス可能だ(2016年5月現在)。
ボトム配置された「Edison M 550W」。直結式のCPU 4+4pinケーブルの長さは700mmと余裕があり、楽に取り回す事ができる | |
メインコンデンサなどの電解コンデンサには日本ケミコン製105℃対応品、2次側を中心に実装される固体コンデンサにも日本製と台湾製のみを使用。冷却ファンはFDBベアリングの静音120mmファンで、温度状況に合わせて回転数を調整する「温度制御機能」を搭載する |