エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.491
2016.05.25 更新
文:GDM編集部 Tawashi
ここからは評価機を実際に動作させ、パフォーマンスや冷却性能をベンチマークテストにより検証していく。
次はベンチマークテストにより、CPUのパフォーマンスをチェックしてみよう。定番のCGレンダリングソフト「CINEBENCH R15」を使い、SkylakeベースのハイエンドCPU Core i7-6700Kの実力を確認する。なお、本稿の冒頭でも触れたとおり、評価機は標準構成をベースにCPUがCore i5-6500からCore i7-6700Kに、 DDR4メモリがが8GB(4GB×2枚)から16GB(8GB×2枚)にそれぞれアップグレードされている。
CINEBENCH R15(cb) |
シングルコアの数値176に対して、マルチコアは約5倍となる880を記録。8スレッド処理に対応するCore i7-6700Kの性能がしっかりと現れており、PCゲームや動画エンコードなど、重量級のアプリを動作させる場合でも、十分威力を発揮してくるだろう。もちろん、そこまでのパフォーマンスは必要とせずコストを抑えたい場合は、標準で搭載されるCore i5-6500のままで問題ない。
続いて3Dグラフィック性能をテストするべく、定番の3Dベンチマーク「3DMark」を実行。プリセット設定はDirectX 11対応の「Fire Strike」を選択している。
Fire Strike |
結果は“3DMark”で7,017、“Graphics Score”で7,933、Combined scoreで2,750を記録。オーバークロック版GeForce GTX 960としてのポテンシャルは十分発揮されており、たいていの3Dゲームであれば問題なくプレイできるはずだ。なおCPUの処理能力が問われる“Physics”は12.929を記録し、ここでも「CINEBENCH R15」同様、CPUパワーが素直に証明された結果となった。