エルミタ的「編集部で使ってみた」
2016.06.06 更新
文:GDM編集部 池西 樹
CFD販売株式会社「HG6」シリーズ256GBモデル「CSSD-S6T256NHG6Z」 販売価格税込12,000円前後(発売中) 製品情報(CFD販売株式会社) |
エントリーモデルを中心に新製品ラッシュが続くTLC NAND SSD。近頃では各メーカーとも最適化が進み、公称性能や保証面での違いはほとんどなし。さらにここにきて価格差が広かっていることから、急速に勢力を拡大しているのはご存知の通り。しかし、NANDフラッシュ自体のP/Eサイクルや耐久性、信頼性の違いから、未だにMLC NANDモデルを選択する(したい)という人も少なくないだろう。そんなユーザーニーズに応えるべく登場したのが、今回の主役「HG6」シリーズだ。
4月末より発売が開始された「HG6」シリーズ。パッケージ中央にはMLC NANDの採用が大きく謳われている |
以前検証を行った「MG1」シリーズと同様、実際の製品は東芝のOEM向けモデルで、容量ラインナップは128GB、256GB、512GBの3モデル展開。実装コンポーネントの詳細は非公開で、転送速度もCFDの測定値のみ公開されている。ちなみにシーケンシャルアクセスはすべてのモデルで、読込550MB/sec前後、書込500MB/sec前後とされ、128GBの低容量モデルでも高速なアクセスが期待できる。
黒と青を基調にしたデザインのパッケージ。サイズは実測で155×111×22mm | |
パッケージ裏面が保証書になっているため、購入時には必ず保管しておこう | 製品には2.5-3.5インチ変換マウンタと固定用ネジが付属する |
対応する機能はNCQとTRIMで、動作温度範囲は0~65℃。外形寸法は、W69.85×D100×H7.0mm、製品保証は3年間。なお製品には2.5-3.5インチ変換マウンタと、ディスク高速化ユーティリティ「SSD Turbo Boost」(無償ダウンロード権)が付属する。
「CrystalDiskInfo 6.8.2」の結果。専用ファームウェアなどは導入されておらず、型番には東芝の製品番号「THNSNJ256GCSY」がそのまま表示される。またNCQとTRIM以外にS.M.A.R.T.、APM、DevSleepをサポートするのが確認できた |