エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.500
2016.07.25 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
BIOSTAR「H170GT3」 実勢売価税込12,800円前後 製品情報(BIOSTAR / 株式会社アユート) |
今回の主役である「H170GT3」は、Intel H170チップを搭載した「RACING」シリーズのMicroATXマザーボードだ。そしてシリーズ共通のデザインコンセプトが中央にどデカく配置されたチェッカーフラッグで、これが製品の存在感を際立たせている。
また、チェッカーフラッグのインパクトだけでなく、電源周りのヒートシンクとオーディオ回路には、フルカラー対応の「VIVID LED DJ」なる光モノ機能を搭載。ソフトウェアを使用して発光色やパターンをカスタマイズできるほか、音楽と連動して光らせるといったことも可能だ。さらに5050タイプのLEDストリップを接続できるピンヘッダを標準装備するなど、コストパフォーマンスモデルながら遊び心あふれた機能が詰めこまれている。
外見上シリーズを最も特徴付けているのが、基板上のチェッカーフラッグ。執筆時点で1ポイント差のF1チャンピオンシップを追いかけている身としては、何やら見た目だけで親近感がわいてくる |
もちろんこうした演出面以外に、本来のマザーボードとしての機能も優秀だ。PCI-Express(x4)接続のM.2スロット(32Gbps)とSATA Express(16Gbps)といった高速ストレージに対応し、イマドキなパーツ需要をカバーしている。さらに音響コンデンサとノイズガード設計を採用した、高音質オーディオ「SUPER SOUND」を実装。ネットワークには、CPU負荷の少ないIntelチップのギガビットLANが採用されている。
それに加えて搭載コンポーネントは、いずれも高耐久・高品質パーツで構成される「SUPER POWER」仕様。基板上にはタッチパネル式のチューニングボタン「GT Touch」も備えるなど、およそSLI以外はたいていの機能が網羅されているという印象だ。おそらくシングルGPU構成での運用になると思われるカジュアルゲーマーにとっては、身の丈にあったちょうどいいモデルと映るだろう。
賑やかな機能を備えた本体とは異なり、やや地味なデザインのパッケージ。MicroATXモデルらしいコンパクトなサイズで、背面にはフルカラーLEDなどの解説が列挙されている | |