エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.501

標準でコアクロック2GHz超え。Palit製GTX 1080最上位の実力を知る

2016.07.27 更新

文：GDM編集部池西樹

グラフィックスカード

高品位コンポーネントによる8+2フェーズ電源回路。信頼性・耐久性に優れる独自基板

かなりアグレッシブなチューニングが施される「NEB1080H15P2-1040G」では、高負荷時でも安定した動作を可能にするため、リファレンス（5+1フェーズ）を大きく上回る8+2フェーズの電源回路を搭載。さらにハイエンドマザーボードで採用される高効率1チップMOSFET「DrMOS」や、低発熱・高耐久なタンタルコンデンサを採用することで、安定性と信頼性を高めている。


「NEB1080H15P2-1040G」は、VGAクーラーだけでなく、基板も独自設計の完全オリジナルモデル。特にその充実した電源回路は注目だ

基板前方に配置された8フェーズのGPU向け電源回路。補助電源コネクタも75W分の6pinが増設されている

ドライバIC、ハイサイドMOSFET、ローサイドMOSFETを1チップに統合した「DrMOS」を採用	コンデンサにはスリム・コンパクトで耐久性に優れるタンタルコンデンサを搭載

GPUは、「GP104」コア採用の「GeForce GTX 1080」。製造プロセスは16nm FinFET、CUDAコア数は2,560基で、72億個のトランジスタを内蔵する

GPUを囲むように配置された8枚のGDDR5Xメモリ。容量は1枚あたり1GB

メモリはMicron製GDDR5X「MT58K256M32JA-100」（FBGA Code：D9TXS）。動作クロックは10Gbps	メモリ用の2フェーズ電源回路は基板中央の上側に配置

基板前方に5つ実装される電解コンデンサはいずれも液漏れの心配がない固体電解コンデンサ	補助電源コネクタの真下には大型の抵抗を搭載

背面のバックプレートを取り外してみたところ。タンタルコンデンサやPWMコントローラが確認できる

デジタルPWMコントローラ「μP9511P」	GPUの裏側には2基のタンタルコンデンサを搭載
	2基のBIOS ROMを選択するROM切り替えスイッチ

「Game Rock」のロゴがデザインされたメタル製バックプレート。基板側にはショートを防ぐため絶縁シートが貼り付けられている