エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.501
2016.07.27 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて、テッセレーションを駆使した3Dベンチマークテスト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」を使用した計測を進めていこう。テスト設定は、DirectX 9ベースの“Basic”と、DirectX 11に対応する“Extreme”の2種類を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” |
APIにDirectX 11を使用する“Extreme”では、Average FPSが約4%、フレームレートは7fps上昇し、確実にその効果はある。一方、APIにDirectX 9を使用する“Basic”では、Average FPSの違いは1%未満、フレームレートの違いも約1fpsで、GPU性能が完全に飽和しているようだ。
ここからは実際のゲームプレイやゲームタイトルによるパフォーマンス検証に移ることにしよう。まずは、FPSの定番タイトル「バトルフィールド4」から。テストでは「CAMPAIGN:BAKU」のスタートからセーフハウスに到達するまでのフレームレートを「Fraps」にて計測。解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、描画設定は“最高品質”を選択している。
バトルフィールド4(fps) |
Max FPSはいずれも202fpsで、負荷の軽いシーンではスコアが頭打ち。一方、Average FPSは約2%、Min FPSでは約6%パフォーマンスが向上し、負荷の重いシーンでは確実にオーバークロックの効果はある。また最低値は150fps、平均では約190fpsを計測するなど、性能にはまだまだ余裕があることから、より高解像度な環境でも快適にゲームを楽しむことができるだろう。
続いて「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」のスコアを確認していこう。APIは当然ながら「DirectX 11」で、描画品質は“最高品質”、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットで計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク |
スコアが10,000を大きく超えるフルHD(1,920×1,080ドット)やWQHD(2,560×1,440ドット)はもちろん、4K(3,840×2,160ドット)でも定格相当は“とても快適”、標準状態なら“非常に快適”を獲得する上々のスコア。登場当時は重量級とされた「ファイナルファンタジーXIV」も「NEB1080H15P2-1040G」を使えば、超高解像度・高画質環境でプレイできる。
ゲーム系ベンチマークの締めくくりとして、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンラインベンチマーク」のスコアを確認しておこう。品質設定のプリセットは“最高品質”にセットし、解像度は1,920×1,080ドットと3,840×2,160ドットの2パターンを選択して計測を行った。
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンラインベンチマーク |
解像度やクロックによって若干差は出ているものの、いずれも約20,000ポイントでスコアが飽和。「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンラインベンチマーク」のようなライトなゲームをプレイするなら、ぜひ4Kクラスの超高解像度ディスプレイを導入したい。