エルミタ的「編集部で使ってみた」
2016.07.30 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
シンプルな構造だからこそ、手軽に使えるスマートフォン用冷却クーラー。スマートフォン本体は、両サイドのホルダーで固定することになる。ホルダーは右側面下にあるリリースボタンでロックを解除。ホルダーのアームにあたるギザギザのラックがスルスルと伸び、最大幅まで開く仕組み。この仕掛けにより、多くの機種に対応できるというワケだ。
ホルダーの内側にはスポンジが装着済み。スマートフォンに傷がつかないよう配慮されている |
左右のホルダーに挟んでセットする、スマートフォンの対応サイズを確認しておこう。まず縦方向はロック機構や干渉する突起物がなく、制約はなし。極端だが長さ1mのスマートフォンにも装着できるというワケだ。スマートフォンの両側面をロックするホルダーは、厚さ15mm以下までの対応とされ、伸縮するホルダー幅は53~95mm範囲。一般的なファブレットクラスでも幅80mm前後なので、タブレットと呼ばれない機器であれば、ほとんどのモデルがフォローされていると考えてよさそうだ。
ちなみにiPhone 6s Plusの横幅は77.9mm(厚さ7.3mm)で、余裕をもって装着できる |
「スマホ用冷却クーラー」の肝となる内蔵冷却ファンは、40mm口径の10mm厚スクエアモデル。今回は遠慮がちに分解チェックは控えたが、製品資料によると7枚羽仕様で、回転数は4,000rpm±10%とある。風量は4.53CFMで、動作音は24dBAで十分に静音モデルと言えるだろう。
丸格子からのぞく40mm口径ファン。装着したスマートフォンは前後方向にスライドできるマージンがあるため、ピンポイントに風を当てる事ができる |