エルミタ的「編集部で使ってみた」
2016.07.30 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
「スマホ用冷却クーラー」は、シンプルなスマートフォン用の冷却ファン。ケーブルを接続することなく、スマートフォン同様、どこでも使う事ができる。もちろん内蔵バッテリの存在なくして、”どこでも”という状況はかなわない。
内蔵ファン下部のエリアに詰め込まれているリチウムイオン電池は、3.7V / 容量1,000mAh(3.7Wh)で、約5時間の冷却ファン連続稼働に対応する。ちなみに充電にかかる時間は約1.5時間だ。
このバッテリは冷却ファンへの給電のみならず、いざというときにスマートフォンに対して最大出力0.5Aによる充電も可能。モバイルバッテリとしての顔を持ち合わせている。
「スマホ用冷却クーラー」本体へのケーブル接続例。バッテリの充電はPC経由に加え、別売りのUSB-ACアダプタも利用可能。スマートフォンユーザーなら必ず所有しているハズで、積極的に流用しよう |
次に本体に装備されるポートをチェックしてみよう。右側面には、microUSB入力ポートを1口装備。別売りのUSB to microUSBケーブルを接続し、内蔵バッテリの充電を行う。また上側面にはUSB出力ポートを1口装備。こちらはスマートフォンの充電用で、緊急時に役に立つだろう。ボディに装備されるのはこの2口のみとなる。
右側面のmicroUSBポート。右横にはON / OFFスイッチ、その間には電源LED(青)と充電LED(赤)が埋め込まれている | 上面には出力用USBポートを装備。いずれもIN / OUTの表記があり戸惑うことはないだろう |
概要を掴んだところで「スマホ用冷却クーラー」に、スマートフォンを装着してみよう。装着テストにはソニーの「Xperia Z5」を用意。外形寸法は幅72mm、高さ146mm、厚さは7.3mmとされる。
装着にはまず右側面下のロックボタンで解除。ホルダーは左右方向へそれぞれゆっくりと動き出す。開き切ったところでスマートフォンを任意の位置に置き、あとはホルダーで両側面をロックするだけだ。
「Xperia Z5」を装着した時の様子。「スマホ用冷却クーラー」とスマホの下部を揃えると、冷却ファンのポジションはバッテリの搭載位置付近になる | |
「スマホ用冷却クーラー」にはスタンドも装備。手のひらで握らない分、冷却能力も向上するという |