エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.505
2016.08.09 更新
文:GDM編集部 池西 樹
次に、テッセレーションを駆使した3Dベンチマークテスト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」の計測を進めていこう。テストは、DirectX 11に対応する“Extreme”にて行い、解像度は2,560×1,440ドットと1,920×1,080ドットの2種類を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0:2,560×1,440ドット | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0:1,920×1,080ドット |
2,560×1,440ドットのMax FPSでやや差が大きいのを除けば、その他はいずれも約1%で誤差の範囲。ベンチマークによってはチューニングモデルを使った場合でも、思うような効果が得られないことがあるようだ。
続いて、実際のゲームタイトルやゲームベンチマークによるパフォーマンス検証を行ってみよう。まずは、FPSの定番タイトル「バトルフィールド4」のスコアを確認する。テストは「CAMPAIGN:BAKU」のスタートからセーフハウスに到達するまでのフレームレートを「Fraps」にて計測。解像度は3,840×2,160ドットと1,920×1,080ドットの2種。描画設定は“最高品質”を選択している。
バトルフィールド4:3,840×2,160ドット(fps) | |
バトルフィールド4:1,920×1,080ドット(fps) |
Average FPSはいずれの解像度でも約3%フレームレートが向上。Max FPSでも優位な数字を計測するなど一定の効果が確認できた。また平均で約150fpsの1,920×1,080ドットは言うまでもなく、3,840×2,160ドットでもシングルプレイの合格点とされる30fps以上を余裕でクリア。高解像度・高画質な設定で快適にゲームがプレイできる。
次に「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」のスコアを確認してみよう。APIは当然ながら「DirectX 11」で、描画品質は“最高品質”、解像度は3,840×2,160ドット、2,560×1,440ドット、1,920×1,080ドットの3種で計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク |
3,840×2,160ドットでも“とても快適”、それ以外はいずれも“非常に快適”を獲得し、ゲームプレイにはなんら問題ない。また3,840×2,160ドットと2,560×1,440ドットでは、約5%スコアがアップしており、チューニングモデルの効果もシッカリと発揮されている。
ゲーム系ベンチマークのラストに、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンラインベンチマーク」のスコアを確認しておこう。品質設定のプリセットは“最高品質”で、解像度は3,840×2,160ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを計測した。
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンラインベンチマーク |
3,840×2,160ドットでも15,000ポイントを超えるなど、スコアが飽和気味の「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンラインベンチマーク」では、チューニングによるスコアの違いはごくわずか。この辺りのライトなゲームをやるなら、あまりクロックにこだわる必要はないだろう。