PCを構成する最重要パーツといっても過言ではない電源ユニット。自作シーンの最前線で働くショップスタッフの多くも、特に重要と位置付ける構成パーツだ。そんな彼らが自宅のメインマシンに据える“心臓”はどんなモデルなのだろうか。
秋葉原で働くSHOP店員に聞く「エルミタ的リサーチ」。今回はPCパーツ系ショップ計12店舗、総勢80人を対象に、自らメインマシンで使う電源ユニットについて徹底調査した。
「お仕事中すみません。使用中の電源ユニットを教えてください」
Antec「EDG650」(650W)
昔からPCケースと電源はAntecです。今は電源だけですが。しっかりした作りでファンも大口径の135mm。LEDファンがブルーに光るので気に入っています。(店員M氏)
所有なし
すみません、今はノートPCしかないんです。最近スマホだけでもいいかなと。(店員K氏)
Cooler Master「V550 Semi-Modular」(550W)
コスパ最高、人気No1電源の550Wモデルを使用中。GeForce 750 Tiなので十分です。SATAケーブルも柔軟性があり、組み立ての際も楽に接続できます。あえて欠点を挙げれば、使わない人のためにPCI-Expressもモジューラーにしてほしかったですね。(店員I氏)
Seasonic「SS-760XP2S」(760W)
お客さんを見ていても、PC不調の原因が電源トラブルという方が非常に多い。電源はとにかく品質第一で選択。購入する際の価格は気にしてはいけません。(店員S氏)
CORSAIR「RM1000」(1,000W)
以前GeForce GTX 680のSLI構成だったので、1,000Wクラスのいい電源を探していました。低負荷時はファンレスですが、このあたりは賛否が分かれるところかもしれません。(店員S氏)
Cooler Master「V1200 Platinum」(1,200W)
昔から電源はAntecかCooler Masterでした。現在はGeForce GTX 980 TiのSLI構成のため、このクラスは必須。高価な電源は保証も長い(「V1200 Platinum」は7年間)のでいいですよ。(店員M氏)
Antec「Signature 650」(650W)
ストレート排気の電源がないので使い続けています。いい加減古いので買い替えたいのですが。この際メーカーはどこでもいいのでストレート排気の電源発売を強く希望します。(店員A氏)
Dirac「DIR-TCAXP-1000」(1,000W)
PLATINUM認証のフルプラグインで1次、2次コンデンサともに105℃品日本メーカー製コンデンサ。それでいて安いというオススメ電源。自分の環境では正直オーバースペックですが買っちゃいました。(店員Y氏)