エルミタ的「編集部で使ってみた」
2016.08.25 更新
文:GDM編集部 池西 樹
最後に正式には動作保証されていないバッテリー駆動についてチェックしてみることにした。
Windows(画像左)、Mac OS X(画像右)とも問題なく給電することができた |
今回は最大3.1Aまで出力できるモバイルバッテリーを使用しているが、Windows、Mac OS Xいずれの環境でも映像出力が可能。なおWindows環境では、シャットダウンから起動する時にバッテリーに接続していると、まれに映像が表示されないことがあった。その場合は一度PCのUSBに接続して、バッテリーに繋ぎ直すと正常に表示させることができる。
ここまで、上海問屋の液晶自作キット「PC用 DIY液晶モニター(6インチ・2K対応)」をあれやこれやいじり倒してきた。Windowsはもちろん、動作保証のないMac OS Xでも画面の表示はなんら問題なし。加えて、やや制限はあるもののバッテリー駆動にも対応するなど、その汎用性の高さは秀逸。当初懸念していた、画面サイズからくる視認性の悪さについても設定次第で回避でき、サブディスプレイとして十分に実用レベルだった。
そして最大の懸念となるであろう、収納ケースも簡易的なものであれば比較的簡単に自作が可能。また3Dプリンタや、セミオーダーのアクリル加工業者を利用すれば、より本格的なケースを構築することもできる。市場にあまり出回っていない小型・高解像度液晶や、ノートPCと一緒に手軽に持ち運びができる超軽量液晶を探しているなら、思い切ってこのキットを使い、液晶ディスプレイの自作にぜひ挑戦して欲しい。