エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.518
2016.09.29 更新
文:GDM編集部 Tawashi
奥行き318mmまで搭載できる電源ユニットスペースには、秋葉原のパーツショップでも人気のCooler Master「V750 Semi-Modular」を標準装備。セミモジュラー式で、奥行き140mmのコンパクトボディを採用する |
標準で搭載する電源ユニットは、80PLUS GOLD認証取得のCooler Master製750W「V750 Semi-Modular」。最も高効率な50%負荷時は、ファンが600~800rpm程度で回転するよう設計されているため、常用レベルではとても静かに動作する。
もちろんカスタマイズも可能。メーカーはCWT、ENERMAX、FSP、Seasonicで80PLUS BRONZEから80PLUS PLATINUMまで全11機種。より高い変換効率やセミファンレスモデルなど選択肢は豊富だ。
電源ユニットがマウントされる下段スペース全体はカバーで覆われている | |
電源ユニットの底面には防塵フィルタを装備。スライド着脱式で、付着したホコリを簡単に取り除くことができる |
右側面エリア。CPUクーラーメンテナンスホールの下に2.5インチシャドウベイ2基。すぐ左横に搭載されているのが「PWM HUB」。ちなみにケーブルマネジメント用スペースは35mmが確保されている | |
歴代Phanteks製PCケースの上位モデルで採用されている「PWM HUB」。電源供給用にSATA電源コネクタを接続する必要がある |
裏配線スペースのほぼ中央に搭載されている小型基板は「PWM HUB」だ。PWM信号を複数の冷却ファンに振り分け、一括制御。マザーボードのPWM対応CPUクーラー用コネクタに、ケーブルを接続。FAN1~FAN6まで用意された3pinコネクタに冷却ファンを接続すれば、電圧制御により回転数を自動でコントロールしてくれる。
「Storm Artemis ADVANCE GSZ170」は、フロントに2基、トップに1基の140mm口径ファン「PH-F140SP」を備えているが、システムに掛かる負荷状況を判断し、PC全体のクーリングを最適化してくれるというわけだ。
フロントに2基(吸気)、トップに1基(排気)の140mm口径ファン「PH-F140SP」を搭載。回転数は1,200rpm±250rpmで、騒音値19dBA、風量は82.1CFM |
「LED STRIPS」シリーズから「Starter/Combo Set」と「400mmExtension」を使用。フロントからボトム、リアの左サイドパネル側に標準で貼り付けられている | |
フロントトップにはUSB3.0×2、マイク入力×1、ヘッドホン出力×1のほか、LEDスイッチを搭載。2秒ほど押し続けることで発光パターンが変化し、消灯もできる |
PCケース内部をより美しく際立たせるアイテムとして、Phanteksのリボン状LEDストリップ「LED STRIPS」シリーズが標準搭載されている。PCケース本体は大型の強化ガラスサイドパネルを備えるだけに、内部を幻想的に照らし出すイルミネーションギミックとのマッチングが良好である事は言うまでもない。