エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.520
2016.10.21 更新
文:GDM編集部 池西 樹
まず3Dベンチマークテストの定番「3DMark」から確認していこう。プリセットはAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」の他、「Fire Strike“Ultra”」「Fire Strike“Extreme”」「Fire Strike」の計4種類を使用した。
Time Spy | |
Fire Strike“Ultra” | |
Fire Strike“Extreme” | |
Fire Strike |
GPUコアの性能が比較的素直にスコアに表れるベンチマークということで、Graphics Scoreはコアクロックとほぼ同等となる約6%向上。総合スコアもおおむね5%アップし、オーバークロックによる効果は確実にある。またフレームレートを確認すると4K解像度の「Fire Strike“Ultra”」では、15FPS前後までしか上がらず少々厳しい印象。しかし「Time Spy」や「Fire Strike“Extreme”」では約30FPS、「Fire Strike」では60FPSを上回り、WQHD(2,560×1,440ドット)クラスまでならテスト中の映像も滑らかに再現される。
続いて、同じく3Dベンチマークテストの定番「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」のスコアを確認しよう。テストは、DirectX 11に対応する“Extreme”にて行い、解像度は2,560×1,440ドットと1,920×1,080ドットの2種類を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0:2,560×1,440ドット | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0:1,920×1,080ドット |
Average FPSは、フルHD(1,920×1,080ドット)で50FPS、WQHD(2,560×1,440ドット)でも30FPSを超える良好なスコア。テスト中にコマ落ちもなく、滑らかに映像が表示される。また「標準」と「定格相当」の比較では、Min FPSは変わらないものの、Average FPSでは約4%、Max FPSでは約3%の差がついた。