エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.528
2016.11.30 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
Thermaltake「Core G3」の外観周りを見た後は、PCケースの善し悪しを決める、内部構造に迫っていく。マザーボードを倒立レイアウトでマウントするだけに、内部へのアクセスは従来のデスクトップPCとは逆の右側面から行う。開口部が広いアクリル窓付きサイドパネルを取り払い、いざ内部へ。
遮るものがなく、いかにも組み込み作業がしやすそうな右側面の開口部 |
「Core G3」唯一の標準装備となる、フロントパネル裏に設置された2基の120mm口径ファン。通気性を十分確保されたフロントパネルから外気を取り込み、筐体内部に風を送り続ける。
搭載されるのは、「Turbo fan」と呼ばれる120mm口径(25mm厚)冷却ファン。9枚羽仕様で、小さな軸が特徴。コネクタは3pinで、パルスセンサーによる回転数の検出にも対応する。
「Turbo fan」のスペックは、回転数1,000rpm、騒音値16dBAの静音仕様。Thermaltakeの多くのモデルで採用実績がある | |
冷却ファンが固定された、フロントパネルのシャーシ部。ネジ穴はスリットタイプで、ストロークは実測約25mm。240mmサイズラジエターへの換装にも対応する |
同じく通気孔仕様のトップパネル部には、120mm口径ファン1基が増設できる。マウントエリアを見ると、120mm口径ファン2基が並べて搭載できそうだが、なぜかフロント寄り1基に留められている。これには何か理由があるのかもしれない。
トップパネル部の冷却ファン増設スペースは、フロント寄りにレイアウト。ネジ穴はスリットタイプで、ストロークは実測で約20mmだった |