エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.530
2016.12.09 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
フロントパネル裏のボトム部には、ケージタイプの3.5インチシャドウベイがある。右サイドパネル側からアクセスするシャドウベイは、ABS樹脂製の専用トレイを2段分用意。3.5インチHDDのネジピッチに合わせて装着された、両サイドのピンに固定するツールフリー機構を備えた。なおトレイには2.5インチ底面ネジ固定用の穴も用意されている。
フロントパネル裏のエリアには、これまで当たり前のようにあったシャドウベイが無い。右サイドパネル側からアクセスするケージは、「460X RGB」で唯一3.5インチHDDが搭載できるスペースとなるワケだ | |
ボトムカバーの1枚を取り外した状態で、HDDケージを観察。カバーが壁になるため、HDDのコネクタは右サイドパネル側に向けて搭載する |
CPUクーラーメンテナンスホールのすぐ下、マザーボードトレイ背面にはABS樹脂製のシャドウベイが設けられている。このスペースには、横一列に最大3台の2.5インチSSDが搭載可能。フレキシブルなラッチが角部をロックする、ツールフリー機構を備えている。
2016年3月に検証した「400Q」(型番:CC-9011082-WW)でも採用されていた、2.5インチ専用シャドウベイには最大3台の2.5インチSSDが搭載可能 |
拡張スロット数は、ミドルタワーPCケースとしては標準的な全7段。ブラケットには斜めにスリットが設けられ、通気性を確保。シャーシへの固定には、ハンドスクリューが採用されている。
シャーシ側にはスロット数と同じ7つの穴がある。これはサービスホールで、ここにドライバーの軸を通し、ハンドスクリューの増し締め等を行う |
電源ユニットは一般的なミドルタワーPCケース同様、ボトムレイアウトが採用されている。スペック表によると、搭載できるのはATX規格で奥行きは200mmまで。マウントには邪魔なケーブル類を隠すボトムカバーを一旦取り外す必要がある。
ボトムカバーを取り外すと、電源ユニット搭載スペースが露わに。つまりマウントはこの状態で行う事になる |
マザーボードトレイの一部が大きくカットされたCPUクーラーメンテナンスホール。言わずと知れた、わざわざマザーボードを取り外さずともCPUクーラーの換装ができる便利な穴だ。サイズは実測で幅約200mm、高さ約130mmで、ミドルタワークラスとしてはかなり広くカットされている。
CPUクーラー用カットアウトは広く、大型バックプレートでも干渉せずに露出できるだろう。メンテナンス性はいかにも良さそうだ |