エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.530
2016.12.09 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
本稿の最後は、フロントパネル裏に標準装備される「SP120 RGB」を実際に動作させてみよう。繰り返しになるが、「460X RGB」最大のウリとなる120mm口径ファン3基は、「SP120 RGB LED Three Pack」(型番:CO-9050061-WW)として、国内市場でも10月15日より販売が開始されている。LEDの発光アクションの詳細については、メーカーサイトに詳しいため省略するが、せっかくの装備品だから、一式組み上げたところでイルミネーションギミックを楽しもう。
LED(RGB)イルミネーションギミック、強化ガラス、ボトムカバー、そして魅せるPC。これらは全て、現在ミドルタワーPCケースの主流となるキーワードだ。いずれかを複数組み合わせた製品は数多く、どれを選べばいいのか分からないという声もあるだろう。そんな人にオススメできるのが、「460X RGB」だ。
自作PC市場のトレンドを詰め込んだコンセプトは、定評あるCORSAIRらしい設計で上手にまとめられている。工作精度も同社既存モデルと変わりなく、チープな印象を与えない完成度の高さも好印象だ。
フロントと左サイドパネルに採用された強化ガラスを意識して、構成パーツをチョイスするのも楽しい。個性的なPCを組み上げたいというリクエストに応えるベースとして、十分に役割を果たしてくれる。そして「SP120 RGB」の標準装備は、コストパフォーマンスの圧倒的なアドバンテージとして際立つ。その売価を知れば、ライバルモデルはなかなか太刀打ちできないだろう。
単なる流行に乗ったPCケースではなく、随所にCORSAIRらしさを感じる事ができる。「460X RGB」はそんなPCケースだった。