エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.531
2016.12.10 更新
文:GDM編集部 池西 樹
まず3Dベンチマークテストの定番「3DMark」のスコアを確認していこう。プリセットはAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」の他、「Fire Strike“Ultra”」「Fire Strike“Extreme”」「Fire Strike」の計4種類を使用した。
Time Spy | |
Fire Strike“Ultra” | |
Fire Strike“Extreme” | |
Fire Strike |
GPUコアの性能が素直に表れるベンチマークということで、クロックに従ってキレイにスコアが向上。特にベースクロックが約100MHz違う「OCモード」と「ECOモード」では約5%の差がついた。またフレームレートを確認すると、4K解像度の「Fire Strike“Ultra”」はもちろん、「Time Spy」や「Fire Strike“Extreme”」でも20fps前後でやや厳しい印象。しかし「Fire Strike」では30FPSを上回り、本GPUがターゲットにするフルHDまでなら十分なパフォーマンスを発揮する。
続いて、テッセレーションを駆使した3Dベンチマークテスト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」を動作させてみよう。プリセット設定はDirectX 9ベースの“Basic”と、より高負荷なDirectX 11対応の“Extreme”を選択し、計測を行っている。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0:Basic | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0:Extreme |
Average FPSは、Basicで150fps、Extremeでも50fpsを超え、テッセレーション機能を多用したゲームでも良好なパフォーマンスを発揮。またオーバークロックの効果はAverage FPSで約4%。さらにMax FPSやMin FPSも底上げされ、その効果は確実にある。