エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.531
2016.12.10 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは最近話題の仮想現実(VR)に関連したベンチマーク測定に移ることにしよう。まずはVR HMDの推奨環境(VR Ready)を満しているか確認できる「VRMark:Orange Room」から。
VRMark:Orange Room |
「Average frame rate」「Oculus Rift minimum spec frame」はいずれも80fps前後、総合スコアもVR Readyの基準となる5,000ポイントにはあと一歩届かない結果。VR環境をとりあえず試してみるような作業であれば問題ないが、本格的に楽しむには少々パフォーマンスが不足している。
次に「SteamVR」プラットフォームの快適さを測定する「SteamVR Performance Test」のスコアも確認していこう。
SteamVR Performance Test:OCモード | SteamVR Performance Test:Gamingモード |
SteamVR Performance Test:ECOモード |
こちらも動作可能という判定で、「VRMark:Orange Room」の結果とほぼ同じ。オーバークロックでも劇的な改善は見込めず、VR環境を快適に動作させたいなら正式にVR Readyを謳うGeForce GTX 1060以上のグラフィックカードをチョイスする必要がある。