エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.541
2017.02.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
今回使用したのはポンプ一体型リザーバー「Pacific PR22-D5」(型番:CL-W082-PL00BL-A)だが、もちろんポンプとリザーバータンクを個別に搭載することもできる。どちらを選ぶかは「好みはもちろん、PCケースのサイズによる」(門馬氏)が、単純にポンプとリザーバータンク間の配管が増え、全体構成は異なってくる。なお上級者になれば、ハードチューブによって両端を接続したリザーバータンクを”宙に浮かせる”ように配置することも可能。
DIY水冷挑戦にあたり、やや難解なのがフィッティングの選択だ。中でもエルボータイプのフィッティングの使いどころに悩むという人も多い。しかしながら、門馬氏によるとそれほど悩む必要はなく、チューブを曲げるのが大変なシーンに使うという意識で構わないという。
今回はG1/4の外径5/8インチ(16mm)PETGチューブ用90°コンプレションフィッティング「Pacific G1/4 PETG Tube 90-Degree compression 16mm OD」(型番:CL-W097-CA00SL-A)をポンプ一体型リザーバー → VGAウォーターブロック間に使用した。その理由はポンプ一体型リザーバーのフィッティング口とラジエター(フロント)の隙間が狭くチューブの曲げ加工が難しいためだ。
使用したのは「Pacific G1/4 PETG Tube 90-Degree compression 16mm OD」。舌をかみそうな長いネーミングだが、90°に曲げるエルボータイプのフィッティングで、手狭なスペースで活用できる |
さらにCPUウォーターブロック → ラジエター(トップ)にも使用。短いストレートのチューブ3本と2個の「Pacific G1/4 PETG Tube 90-Degree compression 16mm OD」を組み合わせた。このようにフィッティングは、長さが少し足りない場合や、曲げが困難といったシーンで活躍する便利なアイテム。門馬氏いわく「常に数個のストックがあると安心」と話す。
CPUウォーターブロック周りの配管。やや複雑な構成もエルボーフィッティングを使う事で、上手に取り回しができる。もちろん「メタルな質感がカッコイイ」という演出効果も |