フローインジケーターの取り付け

Pacificシリーズには、DIY水冷定番オプションパーツのひとつ、フローインジケーターも用意されている。「Pacific Flow Indicator 1」（型番：CL-W106-PL00BL-A）は、5枚の赤いインペラが回転することで、クーラントの水流を目視できる。これを常時チェックすることで、水漏れや不純物による水流の異常が確認できるというワケだ。インペラの回転数が落ちていると、どこかで問題が発生している可能性が高い。水冷システムがモニターできるフローインジケーター。ぜひ取り付けておきたいアイテムだ。

DIY水冷の定番アイテム「Pacific Flow Indicator 1」。本体素材は軽量なポリアセタール樹脂製

取り付けは通常のフィッティングと同じく、ハードチューブの間に挟み込む。ここで注意したいのが、クーラント液の流れる方向だ。
　「Pacific Flow Indicator 1」は、クーラント液が左から右に流れることを想定し、インペラが回転する。しかし今回設置した場所は、ポンプ一体型リザーバー → VGAウォーターブロックの間。つまりクーラント液は右から左へ流れることになる。このような場合は、表面のアクリルカバーを外し、インペラの向きを逆向きに変更すればいい。

ドライバーを使って、内部のインペラの向きは簡単に変更できる。取り付け前に確認し、環境に合わせてカスタムしよう
これでベースとなる水冷PCからのアップグレードが終了。グラフィックスカードやラジエターが追加され、チューブの配管も複雑になった