エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.543
2017.02.15 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕 / 池西 樹
ここからはNZXT「Kraken X62」をPCに組み込み、冷却機器としての実力を検証していこう。検証用のCPUにはKaby Lakeの最上位Intel Core i7-7700Kを用意。さらにマザーボードのプリセット設定にて4.80GHzにオーバークロックした状態でも計測を実施した。またストレスツールには「OCCT 4.4.2」を、温度計測は「HWMonitor 1.30」を使用し、ファンの回転数は「CAM」の数値を採用した。なおテスト環境の詳細については以下の「テスト機材構成表」を参照頂きたい。
CPU温度(室内温度18.4℃) | |
消費電力 |
まず定格の温度を確認すると、アイドル時は28℃、高負荷時でも50℃後半で推移。まれに発生する急激な温度上昇時でも65℃を超えることはなく、メインストリーム向け最上位CPUの発熱を完全に抑え込むことができる。また消費電力が約40W増える4.80GHz駆動時でも高負荷時の温度は67℃、最高温度も82℃で、オーバークロック時でも動作に不安はない。