エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.544
2017.02.17 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ASRock「Z270 Taichi」 市場想定売価税抜33,500円前後(2017年2月17日発売予定) 製品情報(ASRock) |
ASRock 200シリーズのメインストリーム向けハイエンドに位置づけられる「Z270 Taichi」。チップセットはIntel 200シリーズの最上位Intel Z270で、NVDIA SLI/AMD CrossFire XなどのマルチグラフィックスやCPUのオーバークロックに対応。また電源回路には、ASRock厳選の高品質コンポーネントで固められたデジタル制御の12フェーズ回路を採用。長時間高負荷が続くクリエイティブ作業やゲームプレイ、ピーキーなオーバークロック状態でも安定動作が期待できる。
堅牢な電源回路を搭載する「Z270 Taichi」。先月開催されたユーザーイベントでは、Core i7-7700Kの極冷で最高6.8GHzを達成した |
またチップセット機能を遥かに超える、90MHz~1,000MHzのワイドレンジに対応する外部クロックエンジン「Hyper BCLK Engine II」や、グラフィックスカードへの信号干渉を防ぎ、耐久性を高めた「Steel Slot」、オーディオ回路・リアインターフェイス周りを保護する「I/O Armor」、PCを好みのカラーにライティングできる「Aura RGB LED」など、ASRockの最新機能をもれなく装備する。
太極図の陰と陽をイメージしたモノトーンカラーのパッケージ。背面には実装機能の詳細が記載されているので、購入前に必ず確認しておこう |
もちろん拡張性も優秀。NVMe SSD用インターフェイスは、帯域幅32Gbpsの「Ultra M.2」を3スロット備え、次世代ストレージ「Intel Optane Memory」やRAID構築に対応。USB3.1 Gen.2はType-A/Type-Cの2ポート、ネットワークはIntel製デュアルギガビットLAN、IEEE 802.11ac無線LAN、Bluetooth 4.0に対応し、S/N比120dBを誇る高品位オーディオ回路「Purity Sound 4」を搭載する。
「X99 Taichi」(画像右)と同じく、基板には太極図をモチーフにしたロゴが大きくデザインされている |
このようにコンシューマ向けに必要とされる機能をほぼすべて網羅する「Z270 Taichi」。スマッシュヒットとなった先代モデル「X99 Taichi」と同じく、用途を限定されない“オールラウンダー”なマザーボードに仕上げられている。