エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.545
2017.02.20 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
「RACING GT」によるモード変更に加え、UEFIから倍率のみを変更して、どこまで動作クロックを引き上げられるのか挑戦した |
続いて、専用ユーティリティ「RACING GT」を使い「ECO」「Normal」「Sports」の3種類のモード変更と、UEFIの倍率変更による簡易チューニングに挑戦。CPUの性能にどのような違いがでるのか確認しておこう。
「ECO」モード時は高負荷時でも動作クロックは3.8GHzで頭打ち | |
Core i7-7700Kでは、「Sports」モード時は基本的に「Normal」と同じ動作 | |
「Z270GT9」では、倍率を設定すると自動的にコア電圧も変更され、5.0GHzまでは安定動作が可能だった | |
CINEBENCH R15(cb) |
まず「RACING GT」の3種類のモードを確認すると「Normal」と「Sports」では、「Sports」のほうがやや負荷に敏感に反応するが、ベンチマークのような高負荷条件下ではスコアに違いなし。また高負荷時でも低電圧・低クロック動作となる「ECO」のマルチコアテストは「Normal」から約2割性能が低下した。
そして倍率のみ変更する簡易オーバークロックでは、コア電圧も自動的に調整されるため、5.0GHzまで安定動作が可能。「CINEBENCH R15」のスコアも約9%向上しており、手軽にパフォーマンスを引き上げる手段としてオススメだ。