360度動画の画質を比較する

スティックタイプの全天球360度カメラ主要3機種を比較する

まずは「RICOH THETA S」「LG 360 CAM」「Insta360 Nano」3台を、同じ方向に並べて同時に撮影。各撮影設定はオートで、最高画質に設定している。また部屋の隅にステッチ部分（映像の貼り合わせた境界線）が来るように配置した。動画の10秒過ぎにステッチ部分を人が通過する。

それぞれの360度動画を比較するため高さや方向を同じに設置

「RICOH THETA S」

「RICOH THETA S」の360度動画は、やはり解像度が低い。カーテンなどの質感が足りていない。ただし色合いのバランスは良く、ステッチ部分の違和感は感じない。人が通過するステッチ部分は、一瞬だけズレが見える。

「LG 360 CAM」

「LG 360 CAM」の360度動画は、全体的に明るく白飛びが発生しがちだ（オート設定ではなく手動で露出を下る必要性を感じる）。また人が通過するステッチ部分は明確にズレている。解像度は「RICOH THETA S」より若干高く感じる。

「Insta360 Nano」

「Insta360 Nano」の360度動画は、解像度が高くカーテンなどの質感も感じられる。色合いも「RICOH THETA S」に近く高品質である。ステッチ部分はまったく分からない。