エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.552
2017.03.23 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
次に内部構造の詳細を見ていこう。「G-Master Hydro」シリーズ最大のトピックは、Core i7-7700KとGeForce GTX 1080のデュアル水冷システムだ。
CPUの冷却を担当するAsetek「550LC」は、サイコムのBTOで数多くの採用実績がある、いわば鉄板のオールインワン水冷クーラー。ポンプ一体型ウォーターブロックには、熱伝導率に優れた銅製コールドプレートを採用し、受熱能力をアップ。さらにラジエターにはENERMAXの120mm口径PWMファン「UCTB12P」を搭載。500~1,500rpmのワイドレンジに18dBA以下という静音性が特徴だ。
なお、CPUは最新Kaby Lake世代から、話題の倍率ロックフリー版Core i3-7350KをはじめCore i5、Core i7合わせて9モデルが選択できる。(※選択パーツは2017年3月現在)
CPU用のオールインワン水冷クーラー「550LC」。ポンプ一体型水冷ブロックのトップ部にはサイコムオリジナルをアピールするロゴがデザインされる |
グラフィックスカードの冷却は、こちらもサイコムBTOではおなじみのAsetek製水冷クーラー「740GN」。サイコムオリジナルとしてGeforce GTX 1070/1080に組み込んだモデルで、標準構成のファンはENERMAX製「UCTB12」を採用。オプションとして静圧に優れたNoctua「NF-F12 PWM」にアップグレードが可能だ。
グラフィックスカードはGeforce GTX 1070/1080のほか、GeForce GTX TITAN X。さらに、先日発売された新ハイエンドグラフィックスカード「GeForce GTX 1080 Ti」水冷モデルも、4月中旬を目処に選択できる予定。なおAsetek製水冷クーラーについては、エルミタ的業界インタビューに詳しいので、合わせて参照頂きたい。
重量級グラフィックスカードをガッチリと支える「カードキーパー」は昨年から導入。すべての「G-Master Hydro」シリーズで標準装備される | |
独自に追加されたトップの140mmファン「Dynamic X2 GP-14」。ケース内の熱気を効率よく排出する |