エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.552
2017.03.23 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ここまでパーツ構成、さらにカスタマイズ項目の詳細を確認した。次は評価機を実際に動作させ、各種ベンチマークテストによりパフォーマンスや冷却性能等を検証していく。なお、本稿の冒頭でも触れたとおり、評価機は標準構成をベースにCPUはCore i7-7700Kに、グラフィックスカードはGeForce GTX 1080にアップグレードされている。
まずは、定番のCGレンダリングソフトである「CINEBEHCN R15」で、Kaby Lake最上位モデルCore i7-7700Kの実力を確認してみよう。
CINEBENCH R15(cb) |
結果を見ると、4コア8スレッドCPU Core i7-7700Kの性能がしっかりと表れた。シングルコアの数値は192、マルチコアの数値は981を記録し、Hyper-Threadingによる8スレッドの効果も確認。PCゲームだけでなく、さまざまなシーンで十分なパフォーマンスを発揮してくれるだろう。
次に「CrystalDiskMark 5.2.0」で、Intel製NVMe SSD「600p」シリーズの512GBモデル「SSDPEKKW512G7X1」のデータサイズによるパフォーマンスを確認していく。データサイズは50MiB~8GiBまで、4つのプリセットで測定を行った。
【50MiB】 | 【1GiB】 |
【4GiB】 | 【8GiB】 |
シーケンシャルアクセスは読込最高1,852MB/sec、書込最高582MB/secで、いずれも公称値を上回るスコア。特に読込は32GbpsというPCI-Express3.0(x4)の広大な帯域幅のメリットが、最大限に発揮された結果と言える。
またランダムアクセスを確認すると、4Kは読込最高27.79MB/sec、書込最高160.1MB/sec、4K QD32T1は読込最高463.5MB/sec、書込最高561.5MB/secでこちらも優秀だ。
より書込性能を求めるなら、PLEXTORやSAMSUNGにカスタマイズするのがオススメ。いずれにせよ、NVMe対応M.2 SSDは是非とも導入したいストレージオプションだ。