「M.2 Genie」による1クリックRAIDに挑戦

「Turbo M.2」スロットに2枚のNVMe SSDを搭載。「M.2 Genie」によるRAID構築に挑戦する

ストレージモードの変更や、PCI-Expressドライブのリマッピングなど、煩雑な手順が必要になるNVMe SSDによるRAID環境。この手順を簡略化するため「MSI 200」シリーズの「Click BIOS 5」には、新機能「M.2 Genie」が追加された。そこで本項では、Samsung「SM951-NVMe」の128GB+256GBモデルを使い、「M.2 Genie」によるRAID 0構築に挑戦していこう。

2枚のNVMe SSDを搭載し、「EZ Mode」にある「M.2 Genie」ボタンをクリック。後は再起動するだけで作業は完了
「インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー」を使えば、NVMe SSDによるRAID 0の状態を確認できる
Samsung「SSDPEKKW128G7X1」単体時の「CrystalDiskMark 5.2.1」スコア	RAID 0構成時の「CrystalDiskMark 5.2.1」スコア

今回は機材の関係で容量の異なるSSDを使用しているが、RAIDの構築はまったく問題なし。転送速度もシーケンシャル読込が約1.5倍、シーケンシャル書込は約2倍に高速化され、その差は歴然だ。ストレージ性能にこだわるなら「M.2 Genie」によるNVMe SSDのRAID環境は非常に魅力的な手段になるだろう。