エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.554
2017.03.29 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
次は、「AIDA64 Extreme Edition」が標準で搭載する負荷テストの「System Stability Test」を実行。すべての項目にチェックを入れ、最大レベルの負荷がかかるように設定して検証を行った。
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の変化 | |
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の最大/最小/平均値 |
グラフの波形は小刻みに変動する傾向があったものの、「OCCT」テストと同様にいずれの数値も定格割れは一切なし。+12V系統も最大/最小の差はわずか0.096V、最大/平均の差も0.045Vと、全体的な変動幅はかなり小さかった。高負荷環境においても、出力はきわめて安定している。
続いて、これまた大定番の3Dベンチマークテスト「3DMark」を使用して、3Dグラフィックの高負荷環境における安定性を見てみよう。設定プリセットには、4K環境を想定した「Fire Strike Ultra Stress Test」を選択している。
「3DMark:Fire Strike Ultra Stress Test」による各電圧の変化 | |
「3DMark:Fire Strike Ultra Stress Test」による各電圧の最大/最小/平均値 |
テストごとにグラフの波形にはやや違う傾向がみられる。ただし定格割れの心配なく動作しているのは同様で、電圧変動幅を低く抑える信頼性重視の設計がうまく働いているようだ。+12Vの最大/平均差もまた、0.05Vとこれまでとほぼ同じ程度に収まっている。