Mini-STXマシン「GA-H110MSTX-HD3-ZK」の動作テスト

ここからは、いよいよ「GA-H110MSTX-HD3-ZK」で小型の自作マシンを組み立て、実際の動作を確認してみよう。今回のテストにあたっては、機材の関係上Kaby Lake世代のハイエンドCPU Core i7-7700を用意して搭載している。本来ならTDP35WまでのCPUが推奨されている本機だが、今回のところは無事に動作。特に不安定になるシーンもなかった。ただし標準で付属するACアダプタは90Wのため、TDP65W級のCPUを搭載したい場合は、別途大容量のACを用意しよう。なお、その他の環境については下記の表を参照のこと。

ややイレギュラーながら、機材の関係でTDP65WのCore i7-7700を搭載している。今回は問題なく動いてくれたが、安定動作を期待するなら120W程度のACアダプタを用意した方がいいだろう

迷わず使える「Easy Mode」を備えた「UEFI BIOS」

「GA-H110MSTX-HD3-ZK」が搭載している制御プログラムは、デスクトップ向けマザーボード同様の「UEFI BIOS」だ。シンプルな「Easy Mode」と詳細設定の「Classic Mode」を切り替えることができるほか、それぞれマウスを使った操作が可能。また、BIOS ROMを2重化した「Dual BIOS」に対応しており、万が一のトラブルの際もバックアップBIOSから起動できる。

初心者でもひと目で必要な情報が把握できる、「UEFI BIOS」の「Easy Mode」
旧来のUIである「Classic Mode」に切り替えることも可能。いずれもマウスによる直感操作に対応している
「Classic Mode」では詳細な設定項目を用意。ただしOCモデルやゲーミングモデルではないため、それほど尖ったカスタマイズには対応しない
GIGABYTE製マザーに搭載される、ファンコントロール機能「Smart Fan 5」。本製品の場合、CPUクーラーのみを制御することになる