「GeForce GTX 1080 Ti GAMING X 11G」のパフォーマンスを堪能

果たして高性能クーラーを積んだオーバークロックモデル「GeForce GTX 1080 Ti GAMING X 11G」のパフォーマンスは？早速実働テストを始めよう

さて、画像セッションの次は、いよいよ「GeForce GTX 1080 Ti GAMING X 11G」をシステムに組み込んでの実働テストだ。CPUはKaby Lake世代のハイエンドCPU Core i7-7700K、マザーボードはZ270チップ搭載のパフォーマンスモデル「Z270 GAMING PRO CARBON」を組み合わせ、各種ベンチマークテストで性能を検証する。
　なお、テストの際は、オリジナルユーティリティの「GAMING APP」によるワンタッチのクロック切り替えを利用。標準の「ゲーミングモード」と静音志向の「サイレントモード」、最もクロックが高くなる「OCモード」の3パターンで計測を行った。その他の環境については以下を参照のこと。

MSIのゲーミングシリーズに対応している、独自の総合ユーティリティ「GAMING APP」。動作クロックの異なる3モードをワンタッチで切り替えることができる
ベース1,544MHzの「ゲーミングモード」。何も設定しなければこのモードで動作する。なお、高負荷時には最大1,898MHzまでクロックが上昇していた
ベース1,480MHzとリファレンス同等な「サイレントモード」。ただし高負荷時には、ブースト最大1,835MHzと大幅にクロックが上昇、あくまで参考程度に考えておこう
最もクロックが高くなる「OCモード」のみ選択時に再起動が必要。ベース1,569MHzで、高負荷時には最大1,923MHzまでクロックが上昇している
クロック切り替えのほか、多数の機能を備えている「GAMING APP」。RGBイルミネーションの設定や、画面の発色などを最適化する「Eye Rest」といった機能が利用可能だ