エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.560
2017.04.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
続いては、同じく3Dベンチマーク「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」をテストする。テスト設定はDirectX 9ベースの“Basic”と、DirectX 11に対応する“Extreme”の2種類を選択した。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
負荷の軽めなベンチマークテストということもあり、いずれのモードでも圧倒的なパフォーマンスを示している。「サイレントモード」と「ゲーミングモード」では数値上の差がそれほど開かなかった一方で、「OCモード」はリファレンス比で5%ほどの優位を保っている。これほどのFPSが出ていれば不要かもしれないが、パワーが必要な状況ならクロックの高い「OCモード」を活用したい。
次は、人気のFPSタイトル「バトルフィールド1」を実際にプレイ、最新3Dゲームにおけるパフォーマンスをチェックしよう。グラフィックスのクオリティは“最高”にセット、超解像技術の「Dynamic Super Resolution(DSR)」を有効化し、3,840×2,400ドットの環境でプレイする。テストに当たっては、「キャンペーン:鋼鉄の嵐(BREAK OF DAWN)」をプレイ、そのフレームレートを「Fraps」で計測した。
バトルフィールド1 |
4K解像度でも余裕のパフォーマンスであり、いずれのモードでもMin FPSが40を超えている。GTX 1080 Tiを使っての快適プレイは疑いないが、特に「ゲーミングモード」以上はAverage FPSが60以上をマーク。どのようなシーンでももたつくことなく、ストレスフリーでプレイできそうだ。
ゲームベンチの最後は、オンラインの人気タイトル「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」のベンチマークテストを実行する。APIはDirectX 11で、描画品質は“最高”、解像度は1,920×1,080ドットと3,840×2,160ドットの2パターンで計測を行っている。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク |
“非常に快適”のラインである7000はどのモードでもクリア、4K解像度環境でも快適にプレイできる。いささかオーバースペック気味ながら、「OCモード」はリファレンス比で最大10%のスコア差をつけるなど、動作クロックの差がパフォーマンスに表れている。モードチェンジに再起動が必要な点は多少面倒だが、重めのゲームをプレイするなら、事前にスイッチしておきたい。