エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.562
2017.05.02 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
まず3Dベンチマークテストの定番「3DMark」を使い、基本性能を確認していこう。プリセットはAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」の他、「Fire Strike“Ultra”」「Fire Strike“Extreme”」「Fire Strike」の計4種類で計測を行った。
Time Spy | |
Fire Strike“Ultra” | |
Fire Strike“Extreme” | |
Fire Strike |
GPUの性能が素直に結果に表れるベンチマークだけに、コアクロックに従ってきれいにスコアが上昇。「SILENTモード」と「GAMINGモード」では約4%、「OCモード」との比較では約6%の差がついた。ただし、最も負荷の軽い「Fire Strike」ではCPUがボトルネックとなりスコアが頭打ち。このクラスのグラフィックスカードの性能を活かすには、CPUも非常に重要だ。
続いて、テッセレーションを駆使した3Dベンチマークテスト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」を使用した計測を進めていこう。テスト設定は、DirectX 9ベースの“Basic”と、DirectX 11に対応する“Extreme”の2種類を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
負荷の軽い“Basic”では、「GAMINGモード」と「OCモード」ではほとんどスコアに変化なし。ただし「GAMINGモード」と「SILENTモード」では約4%スコアが向上し、独自チューニングの効果は確実にある。また“Extreme”では、「GAMINGモード」と「OCモード」でも約3%の差がついており、処理の重い作業やゲームを行うなら「OCモード」を選択したほうがいいだろう。