エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.567
2017.05.16 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
メモリスロットは、デュアルチャネル対応のDDR4×4本、最大容量は64GBで、他の回路から独立・最適化した配線設計「DDR4 Boost」により最高3,200MHzの高クロック動作が可能。さらにメモリスロットは着脱が容易な両側ラッチ方式で、メタル製ガードと接地ポイントを増やした「DDR4 Steel Armor」仕様。装着時の基板のたわみを防止するとともに、過電流やEMIを防ぐ効果もあり、クリアな信号伝達ができるという。
取り外しが楽に行える両側ラッチのメモリスロット。CPUソケット側からDIMMA1/DIMMA2/DIMMB1/DIMMB2の並びで、1枚で運用する場合はDIMMA2を、2枚の場合はDIMMA2/DIMMB2を使用する | |
メモリ用電源回路にも「ミリタリークラス4」準拠の高品質コンポーネントを採用 | |
「Click BIOS 5」には1,333~3,200MHzの8段階のメモリクロックが用意されていた |
また「X370 GAMING PRO CARBON」では、Intel向けのメモリプロファイル「XMP」をAMD環境で使用できる「A-XMP」機能を搭載。複雑なタイミング設定をすることなく、オーバークロックメモリを最適化できる。
「A-XMP」機能を有効にするには「Click BIOS 5」の左上にある「A-XMP」ボタンをクリックするだけ。XMPプロファイルを元にメモリ設定が最適化される |
M.2スロットは帯域幅32Gbps(Ryzen搭載時)の「Turbo M.2」と、帯域幅20GbpsのM.2を備え、M.2 SSDを2台同時に使用可能。また前者にはオリジナルヒートシンク「M.2 Shield」が付属し、発熱の大きいNVMe SSDを効率的に冷却できるのも特徴だ。なお「M.2 Shield」についてはこちらのレビューに詳しいので合わせて参照頂きたい。