エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.572
2017.06.02 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕 / 池西 樹
ポンプ一体型ウォーターブロックをマザーボードに搭載したところで、メモリスロットのクリアランスをチェックしておこう。ここでは搭載テストで使用した、Intel LGA1151、LGA2011、そしてAMD Socket AM4の3パターンそれぞれをチェックしてみる。
ポンプ一体型ウォーターブロックと隣接するスロットに、DDR4メモリを装着したところ、まったく問題はなかった。スタンドオフにねじ込むハンドスクリューも、メモリを挿す際に邪魔になることはない。これなら大型ヒートスプレッダを装着したメモリを使う事ができる。
搭載テストに使用したマザーボードASRock「Z270 Gaming K6」では、メモリスロットには一切干渉せずに搭載ができている |
ポンプ一体型ウォーターブロックの左右にメモリスロットがある、Intel X99 Expressチップ搭載マザーボード。とは言え、比較的ゆったりとレイアウトできるATXフォームファクタとあって、LGA2011でもメモリスロットと共存ができている。ハイエンド系プラットフォームだけに、オーバークロックメモリとの組み合わせが多くなるはずだが、問題にはならないだろう。
ASRock「X99 Taichi」のメモリスロットと、ポンプ一体型ウォーターブロックの搭載位置関係。左右共に物理的な干渉の心配はない |
最後にAMD Socket AM4の場合もチェックしてみよう。ご覧のように、メモリスロット上空にリテンションなどが干渉する事はなく、Intel系マザーボードよりも、両者の空きスペースは広く確保されている。
ASRock「X370 Taichi」も難なくクリア。ポンプ一体型ウォーターブロック自体の張り出しはなく、リテンションもコンパクトに設計されている事が分かった |