エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.577
2017.06.23 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
ここからは、実ゲームに寄ったテストでパフォーマンスをチェックしていこう。
まずは「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を、描画クオリティー「最高品質」、解像度1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットで実行。ベンチマークが算出するスコアに加えて、レポート出力で確認できる平均フレームレートと「Fraps」で記録したテスト中の最小フレームレートをまとめている。
「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」は、蒼天のイシュガルド ベンチマークでは未実装だった描画設定の「照り返しの表現」(パッチ3.1で実装)が追加。水辺のシーンなどで、顕著にその効果を確認できる。
FFXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク(Score) | |
FFXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク(fps) |
スコアは1,920×1,080ドットはもちろん、4K解像度の3,840×2,160ドットでも、プレイ目安が“非常に快適”となる7,000スコアをらくらくクリア。4K解像度のフレームレートは最小30fps、平均60fpsオーバーと、4K液晶で十分遊べるパフォーマンスを発揮している。
続いては、謎めいたストーリーに夢中になること請け合いの最新ゲーム「PREY」を使用。描画クオリティーはプリセットの「最高」、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットを選択。冒頭の「ニューロモッド部」を同じようにプレイし、60秒間のフレームレートを「Fraps」で計測している。
PREY(fps) |
1,920×1,080ドットと2,560×1,440ドット時の最大フレームレートに差がでなかったのが謎だが、4K解像度の3,840×2,160ドットでも最小55fps、平均67.1fpsと快適に遊べるパフォーマンスを発揮。また、フルHDなら144Hz駆動のゲーミング液晶でプレイするのもオッケーだ。
次は定番FPSゲーム「バトルフィールド1」だ。計測はAPI「DirectX 11」、描画クオリティーはプリセット「最高」に設定。解像度1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットで、キャンペーン「鋼鉄の嵐(BREAK OF DAWN)」プレイ中のフレームレートを「Fraps」にて計測した。
バトルフィールド1(fps) |
フレームレートは常時60fpsを維持してプレイしたい動きの激しいゲームだが、4K解像度でも最小フレームレート60fpsオーバーを実現。オンラインプレイでは、フレームレートが異なってくるが、60fpsによるヌルヌル表示でゲームを余裕で楽しめる。また、フレームレートに余裕があるので、APIに負荷の高い「DirectX 12」を選択しても問題ないだろう。
最後は、ゲーム自体はやや古いが、今年、高解像度テクスチャーパックが配信され、再プレイも十分ありな「Fallout 4」のパフォーマンスを計測する。高解像度テクスチャーパックを適用し、描画クオリティー「ウルトラ」、解像度1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットを選択。プレイ中のフレームレートを「Fraps」で記録している。
Fallout 4 + 高解像度テクスチャーパック(fps) |
1,920×1,080ドットのフルHDでは、最小でも120fpsのフレームレートを実現。スムーズな表示で広大なオープンワールドの探索を楽しめる。また、2015年末の発売当時は最上位GPUでもプレイが厳しかった4K解像度だが、プレイを楽しめるフレーレートになっている。
さすがは、最新ウルトラハイエンドGPUの最高峰クラスのオーバークロック動作を実現する「GeForce GTX 1080 Ti AMP Extreme Core Edition」といった感じだ。