通気孔を備えたトップパネル

次に見ていくのはトップパネルだ。前方はスイッチ類およびアクセスポート、中央から後方は正方形の通気孔が2つ並んでいる。ここでは眺めるだけに留め、冷却ファン搭載スペースについては、後ほど詳しく解説しよう。

	正方形の通気孔から、冷却ファンは2基搭載できる事が分かる。さらにネジ留め（テーパーネジ）された防塵フィルタが標準で装備されていた

視界良好なアクリル窓付き左サイドパネル

両サイドパネルは、いずれも脱落しないハンドスクリュー各2本で固定。そのうち左サイドパネルにはアクリル窓が採用されている。開口部が広く内部は丸見え状態。好みのドレスアップパーツでカスタマイズを楽しむ、ベース筐体としてのキャラクターもウリのひとつだ。
　なおマザーボードトレイ背面側の右サイドパネルは、一般的な密閉タイプ。これを単なるフラットパネルとはせず、実測で約5mm外側に張り出すプレス加工が施されている。

内部の視認性が高いアクリル窓付き左サイドパネル。広い開口部は実測で約355×355mmの正方形で、窓付きサイドパネルとしては”狭額タイプ”と言えるだろう
	右サイドパネルは密閉タイプ。外側に約5mm張り出す事で、裏配線スペースが確保されている

オーソドックスなリアパネル

本体裏手に回り、リアパネルを観察してみよう。上部右側は冷却ファンの増設スペース、その左はマザーボードのバックパネル用にカット。その下は全7段の拡張スロットが並び、右手には通気孔。最下部の開口部はATX電源ユニットのマウントスペースだ。このように背面は非常にオーソドックスなレイアウトであり、モデル特有のギミックは別段用意されていない事が分かる。

さすがに背面を見ただけでモデル名を言い当てる事はできない

防塵フィルタを備えたボトムパネル

本体を横倒しにして、ボトムパネルの様子を確認しよう。四隅には円形でプラスチック製の脚が装着済み。底面には大判の防塵フィルタが装備されている。なおシャーシには要所に設けられたツメで固定され、簡単に取り外す事が可能。マニュアルによると水洗いもできる。

四隅の脚を除けば、ほぼ全面が防塵フィルタに覆われている。つまりその裏面には通気孔が大きく広がっているというワケだ
プラスチック製の脚は直径約24mmで、シャーシから設置面までの隙間は約15mm。防塵フィルタは底面の形状に合わせて左右非対称