ケーブルマネジメント機構

右サイドパネルを取り外し、マザーボードトレイ背面をチェックしよう。ここで分かるのはケーブルマネジメント機構だ。マザーボードトレイはフラットではなく、ところどころで段差がある。そのためいわゆる”裏配線スペース”は場所により多少の違いがあり、公称18～25mmとされている。
　なおマザーボードを境に表面と裏面をケーブルが行き交う「マネジメントホール」も複数用意。それぞれ”意味のあるポジション”に設けられているため、上手に活用したい。

要所に設けられたケーブルマネジメントホール。なお赤で囲った部分は、ケージタイプのシャドウベイに搭載するストレージのSATAコネクタ用に解放されている
	CPUクーラーカットアウトからサイドパネルまでの距離は、実測で約18mm。まさにこの部分がメーカー公称の最小値にあたり、最大25mmの空間も存在する

Fractal Design「Focus G」の付属品総点検

「Focus G」の外装および内部構造チェックを終えたところで、付属品を総点検しておこう。組み込みに必要なネジ類は2つのジッパー袋に詰め込まれ、それをロゴ入りアクセサリーボックス（茶箱）に収納。なお比較的シンプルなPCケースだけあって、モデル特有のネジ等は使用されていない。またそれぞれのパーツ名はマニュアルに準拠。カッコ内は同梱数を表す。

	ロゴ入りアクセサリーボックス（茶箱）は出荷時、ケージタイプのシャドウベイユニットに収納されている
Power Supply Screw（x4）	Optical Drive Screw（x8）
Motherboard Screw（x8）	Motherboard Standoff（x8）
2.5″ Drive Screw（x12）	Padlock Bracket（x1）
Cable Tie（x5）	スタンドオフ用ソケット
日本語表記もあるマニュアル。難し仕掛けがないだけに、手慣れた人ならマニュアル無しでも組み込みできるだろう。なおFractal DesignのサイトからはPDFがダウンロード可能。購入前に内容を確認する事もできる