帯域幅16Gbpsの最新ASMediaチップによるUSB3.1 Gen.2ポート搭載

バックパネルインターフェイスはUSB3.1 Gen.2×2（Type-A/Type-C）、USB3.0×4、USB2.0×2、オーディオ端子×5、光オーディオ端子×1、ギガビットLAN×2、PS/2×1で、IEEE 802.11ac無線LAN＆Bluetooth機能を備えたコンボカードを標準装備。なおUSB3.1 Gen.2ポートは、PCI-Express3.0（x2）接続のASMedia「ASM3142」を採用。周辺機器1台の場合は10Gbps、2台の場合も各8Gbpsの高速データ転送が可能だ。

バックパネルインターフェイス部にはUEFIの内容を初期化する「Clear CMOS Switch」と、USBメモリに保存したROMファイルを使い、BIOS ROMを書き換える「BIOS Flashback Switch」を搭載する
バックパネルインターフェイスとオーディオ回路をガードするプラスチック製カバー「I/O Armor」は都合5本のネジで基板に固定

基板上のコネクタ＆チップ群を総ざらい

画像セッションのラストは、基板上の気になるパーツやICチップをまとめてチェックしておこう。

ネットワークコントローラや、ソケット右側にあるメモリスロット用電源回路は「I/O Armor」で保護されている
LEDストリップ用のピンヘッダは2基搭載。またフロントオーディオ用のピンヘッダ（画像右）は金メッキピンを採用
最上段の「Ultra M.2」スロット付近にもMOSFETやフェライトコアチョークを搭載。またCPUのPCI-Express3.0レーンを使いRAIDを構築する「VROC」モジュール用のコネクタも用意されている	BIOS ROMは2基搭載。万が一メインBIOS ROMが破損した場合は自動的にバックアップROMから復旧される
フロントUSB3.1 Gen.2用と思われる空きパターンも用意されていた	POST状態を確認できる「Dr. Debug」。表示される内容の解説はマニュアルの2.8に記載されている
	PCI-Express3.0レーンスイッチチップNXP「L04083B」
フロントピンヘッダ類は基板右下にまとめて配置
「X299 Taichi」では、基板裏面にも各種コントローラが多数実装されている
PCI-Express3.0（x2）接続のUSB3.1 Gen.2コントローラASMedia「ASM3142」
USB3.0ハブコントローラASMedia「ASM1074」	SATA3.0（6Gbps）コントローラASMedia「ASM1061」
I/OコントローラNuvoton「NCT6791D」	拡張スロット付近にはPCI-Express3.0レーンスイッチチップを多数実装。またCPUソケット下にはクロックジェネレータを搭載
ファンドライバNuvoton「3943S」	8bitマイクロコントローラNuvoton「N76E885AT28」