エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.582
2017.07.14 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
続いて倍率とBCLKを調整する手動オーバークロックに挑戦していこう。なお電圧については手動による設定は一切行わず「X299 Taichi」の自動調整に任せることにした。
コア倍率45倍、BCLK 101.4MHzの4.563GHzまでは安定動作が可能 | |
コア倍率を手動で設定すると電圧は2.100Vの「Fixed Mode」に自動的に変更された | |
オーバークロックをすると「Fixed Mode」に変更されるため、アイドル時でもコア電圧は変動しない | |
CINEBENCH R15(cb) |
まずコア倍率を調整したところ45倍まではOSの起動、ベンチマークとも問題なく動作した。その後BCLKを変更して限界を探ったところ、今回のCPUでは、101.4000MHzの4.563GHzまでクロックを引き上げることができた。ちなみに「CINEBENCH R15」のスコアは、シングルコアで約3%、マルチコアでは約10%と大幅にスコアが向上。電圧をマザーボードのオート設定に任せる簡易オーバークロックとしては十分な結果と言えるだろう。