エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.592
2017.08.18 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
UltraタワーPCケース「COSMOS II 25th Anniversary Edition」は、巨大なボディと広大な内部容積を生かした、圧倒的なストレージ収納力が魅力。近頃は必要最低限の装備で収める設計にシフトしているが、このモデルは2012年に製造された「COSMOS II」がベース。当時のトレンドをそのままに、3.5インチHDDが最大13台搭載できる、圧巻のドライブベイレイアウトを見ていこう。
フロントパネル裏手と下段の床面を利用した、ストレージ収納エリア。広大な内部容積を生かした収納力を解説しよう |
上下2段に分割された内部、その上段部に2.5/3.5インチ共用シャドウベイが設置されている。プラスチック製の専用トレイは、縦に全5段を用意。3.5インチHDDは左右のピンに固定するツールフリー式、2.5インチSSDは底面4本のネジ留め式を採用する。
フロントパネル裏手の2.5/3.5インチ共用シャドウベイ。真横には標準装備の200mm口径ファンが設置されており、3.5インチHDDまたは2.5インチSSDに直接風を当てる事ができる。ストレージの冷却には有利なスペースと言えるだろう |
電源ユニットと同一エリアに位置する下段にも、2.5/3.5インチ共用シャドウベイを備えている。こちらは左右2列にケージを設け、それぞれ3段の専用トレイが装備され、計6台のストレージが収納できる。なお横方向には120mm口径ファン2基が標準装備された開閉ドア式ユニットを備え、こちらもストレージの冷却が最大限考慮されている。
120mm口径ファン2基が搭載された開閉ドア。その内部には計6台分の2.5/3.5インチ共用シャドウベイを備えた |
上段と共通のプラスチック製専用トレイ。ケージ部からはツールフリーで引き出しが可能。3.5インチHDDは側面のピンに固定、2.5インチSSDは底面から4本のネジで固定する |
左右独立したケージは背面2本のハンドスクリューで固定。ユニットごと取り外すことができる |
5.25インチオープンベイは3段を用意する。大型PCケースとは言え、イマドキのPCケースでこれだけの装備は珍しい。言わずもがな、主な用途は光学ドライブ用のマウントスペースであり、3段分埋め尽くすのではなく、使い勝手のいい好みのポジションに搭載できるといったところ。ツールフリー機構を備え、工具無しで固定できる。
イマドキのPCケースとしては珍しい全3段の5.25インチオープンベイ。ひと頃の需要は無いものの、備えがあれば便利に使える光学ドライブ。5.25インチサイズのドライブベイアクセサリーを搭載してもいい |
左側面のプッシュボタンはツールフリー機構。光学ドライブを滑り込ませ、ネジ穴の位置を合わせたらプッシュしてロックするだけ。なお5.25インチベゼルはレバーを起こして手前に引き出す仕組み。前面だけで作業は簡潔する |
最上段に光学ドライブをマウントしてみたところ。スライドシャッターを閉じれば未使用時は防塵効果。使用時はドライブの回転音を軽減できる |