大口径200mmファンも増設できるトップ面

全体の3分の2以上が通気孔仕様のトップパネル部。プラスチック製のトップカバーは、背面1本のハンドスクリューを外すだけで着脱が可能。あらわになったシャーシトップパネル部は、冷却ファン搭載スペースになっている。
　搭載できるのは200mm口径ファン×1基または140mm口径ファン×2基、または120mm口径ファン×3基。システム構成に合わせてエアフロー能力を強化したり、大型ラジエターの搭載も可能だ。

通気孔仕様のトップカバーは1本のハンドスクリューで固定。シャーシ面には標準で120mm口径ファン1基が搭載されている。なおカバー部に装着されている防塵フィルタについては、単体での取り外しはできない

トップの冷却ファン増設スペースを内部から確認。後方に標準装備される120mm口径ファンは、回転数1,200rpm、騒音値は17dBA。なおこのスペースには240/280mmサイズラジエターが搭載可能

大型PCケースとあって、トップ部には200mm口径ファンの増設スペースを確保。インペラ部全ての露出はかなわないが、低速・低騒音で大風量を得る事ができる

140mm口径が搭載されたリア面

リア排気方向には、140mm口径ファンが標準で備わる。25mm厚のスクエアファンは、1,200rpmの回転数で、騒音値は19dBA。実際に動作させてみると、動作音は全く気にならないレベルの静音ファンだった。
　なお120mm口径ファン搭載用のネジ穴も装備。最もベーシックな120mmサイズラジエター装備のオールインワン型水冷ユニットも搭載できるよう準備ができている。

標準搭載の140mm口径ファンはインペラ数7枚。動作音は静かで、滑らかに回転する印象

HDDケージ横の120mm口径ファン増設スペース

上段エリアのHDDケージ左側面プレート部には、120mm口径ファン搭載用の穴が用意されている。エアフローは、ちょうどグラフィックスカードに向けて真横から風を流すイメージ。補助的ではあるものの、使い方によっては有効な冷却強化になるはずだ。

側面プレートにあるネジ穴は合計8つ。つまり2通りの搭載位置が選択できるというワケだ

下段ケージ部にも120mm口径ファン2基を装備

電源ユニットと同一エリアにレイアウトされた下段HDDケージ。左右各3台分のストレージ搭載スペースの冷却を担うのが、標準装備される2基の120mm口径ファンだ。本体側面からのエアフローにより、最大6基のHDDまたはSSDを冷却する役割を任されている。なお冷却ファンは開閉式ドアにマウント。スペックは回転数1,200rpm、騒音値17dBA。

2基の120mm口径ファンがマウントされる開閉式ドアは、90°まで開いた状態で手前にスライドすれば取り外しが可能。冷却ファンの固定もワンタッチ式でネジは使用しない

取り外した開閉式ドアタイプのプラスチック製ユニット。リブの有無は問わない25mm厚用で、ツールフリーの爪固定式が採用されていた