エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.595
2017.09.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
低ノイズを追求したオーディオ回路「Purity Sound 4」は、バックパネルインターフェイス一体型の「I/O Armor」で保護されている |
オーディオ回路は、S/N比120dBAのRealtek製最新IC「ALC1220」をベースにした「Purity Sound 4」を搭載。さらに600Ωのハイインピーダンスに対応するオペアンプTi「NE5532」や、ニチコン製オーディオコンデンサ「ファインゴールドシリーズ」、メイン基板から分離した独立設計、左右オーディオチャンネル層を分けた分離レイヤー構造などを採用することで、オンボードながら高音質なサウンドを楽しむことができる。
バックパネルインターフェイス一体型の「I/O Armor」を取り外したところ。コントローラはS/N比120dBAのRealtek「ALC 1220」で、ニチコン製音響コンデンサ「ファインゴールド」シリーズを搭載 |
フロントオーディオ用の2つのピンヘッダはいずれも金メッキピンを採用 |
オーディオ回路はデジタルノイズの混入を抑えるため、メイン基板から分離。また左右のオーディオチャンネル層も独立させた |
バックパネルインターフェイスはUSB3.1 Gen.2×2(Type-A/Type-C)、USB3.0×8、オーディオ端子×5、光オーディオ端子×1、ギガビットLAN×2、PS/2×1の充実した構成。さらにIEEE 802.11ac無線LAN&Bluetoothコンボカードと、USBメモリだけでUEFI ROMを書き換えられる「BIOS Flashback Switch」を搭載する。
「BIOS Flashback Switch」を使えば、CPUやメモリを用意することなくUEFI ROMを書き換えることができる |
バックパネルインターフェイスとオーディオ回路は一体型の「I/O Armor」で保護されている |
最後に、基板上の気になるパーツやICチップをまとめてチェックしておこう。
2基のギガビットLANコントローラはいずれもIntel「I211AT」 |
BCLKエンジン「Hyper BCLK Engine III」にはICS製クロックジェネレータ「9VRS4883BKLK」を採用 |
メインのATX電源コネクタは24pin | RGB LEDストリップ用のピンヘッダは2基搭載 |
「Smart Switch」や「Dr.Debug」などのオーバークロック機能は基板右下にまとめて配置 | Xtreme OCの有効・無効を切り替えることができる「CPU Xtreme OC Switch」 |
チップセットの脇にはLED制御用と思われるフラッシュROMを搭載 | I/OコントローラNuvoton「NCT6779D-R」 |
8bitマイクロコントローラNuvoton「N76E885AT28」 | USB3.1スイッチチップASMedia「ASM1543」 |
固体電解コンデンサはいずれも長寿命なニチコン製「12K Black Cap」を搭載 |
フェライトコアチョークの多くは背の低いロープロファイル品を採用 |
放熱用の2オンス銅箔層を備える8層PCBを採用。基板裏面には主要なICチップなどは確認できなかった |