エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.595
2017.09.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
「X399 Taichi」の制御プログラムは、ASRockおなじみの「インタラクティブUEFI」。マウス操作に最適化された軽快なUIを備え、基本情報に1画面でアクセスできる簡易モード「Easy Mode」と、従来のBIOSのような詳細設定ができる「Advanced Mode」の2種類のモードをシームレスに切り替えて使用できる。さらに「Advanced Mode」には豊富なチューニング項目が揃い、かなり自由にオーバークロックを楽しむことができる。なお各項目や設定値はバージョンによって異なる可能性がある点には留意してほしい。
搭載CPUやメモリ、ストレージなど、基本的な情報を1画面で確認できる「Easy Mode」 |
Toolsからはファンヘッダごとに詳細な回転数調整ができるファンコントロール機能「FAN-Tastic Tuning」が利用できる |
「F6」キーをクリックすると詳細な設定ができる「Taichi」デザインの「Advanced Mode」に移行する |
詳細なチューニング項目が揃う「OC Tweaker」画面 |
「Hyper BCLK Engine III」を搭載する「X399 Taichi」では、BCLKは100~200MHzまで1MHz刻みに調整できる | コア倍率の調整範囲は2,400~6,300MHzまで25MHz刻み |
コア電圧の調整範囲は「Stable Mode」設定で0.90000~1.60000Vまで、「OC Mode」で0.90000~2.50000Vまで0.00625V刻み | 納得のいくチューニングができた場合は必ずプロファイルに保存しておこう |
「Advanced」タブでは、CPU/チップセットの機能や各種インターフェイスの設定ができる |
ASRockのオリジナル機能は「Tools」タブにまとめられている |
PCの状態をリアルタイムに監視できる「H/W Monitor」タブ。なおRyzen Threadripperの温度センサーはファンコントロールのため、実測温度より27℃高い温度を表示するが、「Easy Mode」では補正値を、「H/W Monitor」はセンサー値を表示するため、温度が異なる |