エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.597
2017.09.15 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
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USB3.1 Gen2&RAIDに対応する「GW2.5ACX2-U3.1AC」と「GW3.5ACX2-U3.1AC」の最大の注目ポイントと言い切ってしまってもいい、SSD×2台による「RAID0」モード。その結果は期待を裏切らない数値になっており、最大リード862MB/sec、最大ライト847MB/secという感動モノの結果を叩き出している。ただ万全という訳ではなく、シーケンシャルリードの「Seq Q32T1」のみ330MB/sec台と低下。どうも「CrystalDiskMark 5.2.2」のキュー数が「32」以上の場合、シーケンシャルリードのパフォーマンスダウンが発生しているようだ。ちなみに、怪我の功名だが、「キュー数」を「16」に下げたところ、外付けストレージながら1,000MB/secの大台を記録することができた。RAID0のパフォーマンスは、コントローラーのASMedia「ASM1352R」とRAIDを構築するSSDとの相性で異なってくるが、1,000MB/secオーバーの外付けストレージを構築できるのは魅力的だ。
「RAID1」「JBOD」モードはHDDと同じく、単体運用時と同程度のパフォーマンスを発揮しており、「キュー数」によるパフォーマンスダウンは発生していない。
キュー数「16」設定時の「CrystalDiskMark 5.2.2」。シーケンシャルリード1,000MB/secオーバーを達成だ | 「ATTO Disk Benchmark」の「RAID0」モードの結果。こちらでも最大1,000MB/secオーバーを記録している |