エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.598
2017.09.16 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
PCI-Expressカード形状のシステムボードを搭載する「Storm Miner BE Plus Kit」。ボード上にはファンレスで動作するIntel「Celeron 3215U」のほか、60GB mSATA SSDと4GBのメインメモリを標準装備。その他インターフェースにCPU内蔵GPU経由のHDMI出力端子、USB2.0×2、ギガビットLAN×1が搭載されている。
サウンド出力も可能なHDMI端子やUSB2.0×2などを装備。システムボードの電源スイッチもある |
CPUのIntel「Celeron 3215U」はファンレス仕様で、大型ヒートシンクが装着されている | 60GBのmSATA SSDと4GBのDDR3 SODIMMを搭載。なお注文時のBTOカスタマイズには対応していない |
システムボードはPCと同じく、起動時に「Delete」キーを押すことでBIOSを呼び出すことができる。ここで起動ストレージなどの設定が可能だ |
マザーボード上には、ハードウェアの状態を表示するLEDも装備。筐体横のスリットから確認できる |
同一GPU搭載のグラフィックスカードを8枚まで認識できるWindows 10や、10枚以上のAMD Radeon系グラフィックスカードでマイニングできるLinuxベースのマイニング専用OS「ethOS」などを導入すれば、いよいよマイニングスタートだ。
今回借り受けた「Storm Miner BE Plus Kit」には、シングルファンVGAクーラー採用でNVIDIA GeForce GTX 1060 6GBを搭載するInno3D「Inno3D GeForce GTX 1060 6GB Compact」(型番:N1060-6DDN-N5GM)が、4枚取り付けられていた。さらに追加でMSI「Radeon RX 570 ARMOR 4G OC」を5枚用意。グラフィックスカード×9枚の取り付けから、Windows上での仮想通貨マイニングまでを、試してみることにした。
9枚のグラフィックスカードを「Storm Miner BE Plus Kit」に搭載して試してみることに |
評価サンプル機にはInno3D「Inno3D GeForce GTX 1060 6GB Compact」が4枚搭載済み |
別途AMD Radeon RX 570を搭載したMSI「Radeon RX 570 ARMOR 4G OC」を5枚用意 |