エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.604
2017.10.07 更新
文:テクニカルライター・宮崎 真一
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16)スロットが4本に、PCI-Express2.0(x1)スロットが2本という構成。PCI-Express3.0(x16)スロットはいずれもCPUに直結されるが、PCI-Express2.0(x1)スロットはチップセットのAMD X399に接続されている。
「Steel Armor」仕様のPCI-Express3.0(x16)スロットは4本用意されている |
マルチグラフィックスは、4-WayまでのNVIDIA SLI/AMD CrossFire Xをサポート。なおレーン構成は、CPUソケット側から順に、x16/x8/x16/x8。2枚のグラフィックスカードをフルレーンで動作させたい場合、2枚目のカードをCPUソケット側から3本目のPCI-Express3.0(x16)スロットに装着する必要がある点は注意したい。
4本のPCI-Express3.0(x16)スロットのレーン構成は右から順にx16/x8/x16/x8となっている | PCI-Express3.0(x16)スロットの電力強化用に6ピンの補助電源コネクタを1基備える |
さらに、4本のPCI-Express3.0(x16)スロットは、メタル製ガードの「Steel Armor」を装備。ハンダ付けするポイントを増やすことで、スロットを物理的に強化しているほか、EMI低減の働きも担っている。
ゲーミング向けモデルらしくサウンド周りが充実しているのも「X399 GAMING PRO CARBON AC」の特徴だ。「Audio Boost 4」と呼ばれるオーディオ回路は、オーディオコーデックのRealtek Semiconductor「ALC1220」を中心に、インピーダンスを自動で検知する専用アンプや定評がある日本ケミコン製オーディオコンデンサを搭載。
オーディオ回路は「Audio Boost 4」のロゴがプリントされたカバーで覆われている |
さらに、付属のオーディオプロセッサソフトウェアスイートである「Nahimic 2+」を組み合わせることで、バーチャルサラウンドやボイスエフェクトなども簡単に利用可能だ。
オーディオのアナログ回路はほかのデジタル回路と電気的に隔離されている | オーディオ回路では品質に定評が高い日本ケミコン製オーディオコンデンサを採用 |
オーディオコーデックはRealtek Semiconductor製「ALC1220」を搭載する | オペアンプはTexas Instruments製「OPA1652」 |
オーディオプロセッサソフトウェアスイート「Nahimic 2+」が付属 |