エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.606
2017.10.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
「X299E-ITX/ac」では、「Ultra M.2」の内1スロットをライザーカード上に実装しているが、ボトルネックはないのだろうか |
「X299E-ITX/ac」では、限られたスペースを有効に活用するため「Ultra M.2」の内1つをSODIMM風の独自スロットを採用するライザーカードに実装している。これにより、Mini-ITXながら同時に3枚のNVMe SSDを使えるが、独自スロットということでボトルネックが気になるところ。そこで、基板裏面のスロットとのパフォーマンスの違いを確認してみることにした。
基板裏面の直付けスロットとパフォーマンスの違いを検証する |
なおベンチマークテストには「CrystalDiskMark 5.2.2」を使用。テスト条件は、データサイズ1GiB、テスト回数5回でそれぞれ計測を実施した。
ライザーカードの「Ultra M.2」搭載時の「CrystalDiskMark 5.2.2」スコア | 基板裏面の「Ultra M.2」搭載時の「CrystalDiskMark 5.2.2」スコア |
搭載するスロットによる違いは誤差の範囲。いずれもシーケンシャル読込は約2,200MB/sec、書込は1,250MB/sec、ランダム読込は約800MB/sec(約200,000 IOPS)、書込は380MB/sec(約90,000 IOS)を計測し、最新NVMe SSDのパフォーマンスを十分に引き出すことができる。