エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.608
2017.10.30 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387」の結果や「M8SeGN」シリーズの検証を見る限り、圧縮率の影響はないと思うが、一応「CrystalDiskMark 5.2.2」でも確認しておこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」を選択し、計測を実施した。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
予想通りシーケンシャルアクセス、ランダムアクセスとも大きな違いはなく、圧縮率の影響は受けないことが確認できた。そこで以降のテストは「デフォルト (ランダム)」のみに絞って行うことにした。
引き続き「CrystalDiskMark 5.2.2」を使い、データサイズによる違いとランダムアクセスの最高性能をチェックしていこう。なおデータサイズは50MiB~32GiBまで、用意されている9つすべてのプリセットで測定を実施した。
【50MiB】 | 【100MiB】 |
【500MiB】 | 【1GiB】 |
【2GiB】 | 【4GiB】 |
【8GiB】 | 【16GiB】 |
【32GiB】 |
シーケンシャルアクセスを確認すると、読込は最高2,480MB/sec、書込は最高1,000MB/secで、いずれも公称値に匹敵するスコア。さらにデータサイズ8GiBまでは、独自キャッシュ機能「PlexNitro」が有効に働くためかほとんどスコアにブレもなく、一般的なデータサイズでは、読込・書込とも最高値に近い転送速度が期待できる。またランダムアクセスは、4Kは読込最高53MB/sec、書込最高171MB/sec、4K QD32T1は読込最高815MB/sec、書込最高675MB/secを計測。IOPSに換算するとそれぞれ約200,000 IOPSと約165,000 IOPSで、こちらもほぼ公称値通りのパフォーマンスを発揮する。